ホームセンターの合板の詳しい特徴とDIYでの選び方を現役プロ大工が解説!!
ホームセンターでは多種多様な合板が販売されていますが、どれを買えばいいのか分からない方も多いはず。そこで今回は、合板の特性や選び方について解説します。
主要な合板の種類とその特徴
ホームセンターで販売されていて、DIYによく使われる合板類は「コンパネ・OSB合板・針葉樹合板・ラワンベニヤ・ランバーコア」に大別されます。以下の物です。
●コンパネ…プロ用途:コンクリート型枠用材 / DIY用途:棚板など
![[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。] [商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]](https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/4446878e.f52c2269.44468790.b9ba1284/?me_id=1271882&item_id=10000791&pc=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2Fmokuzai-o%2Fcabinet%2F02426773%2F02426800%2Fkonpane%2Fimgrc0078687456.jpg%3F_ex%3D240x240&s=240x240&t=picttext)
●塗装コンパネ…プロ用途:コンクリート型枠用材 / DIY用途:屋外工作
●OSB合板…プロ用途:構造補強用材 / DIY用途:仕上げ壁材・家具
●針葉樹合板(ラーチ合板)…プロ用途:構造補強用材 / DIY用途:壁補強
●ネダレス合板…プロ用途:床構造材 / DIY用途:床構造材
●ラワンベニヤ(タイプ1)…プロ用途:床下地材 / DIY用途:屋外工作
●ラワンベニヤ(タイプ2)…プロ用途:床下地材 / DIY用途:家具や工作
●NON-JAS合板(ファルカタ合板)…プロ用途:工作 / DIY用途:家具工作
●シナランバー・・・家具仕上材、造作仕上げ材 / DIY用途:家具
●ラワンランバー・・・家具下地材 / DIY用途:家具
●ポリランバー・・・家具仕上材 / DIY用途:家具

各材料が見た目・耐水性・耐久性・構造強度・価格は、上記のような特徴を有しています。
この特徴をよくつかんで材料選定することが、長く使える建物や家具を作るコツになってきます。
尚、木造学院ではDIYに必要な知識技術詳しく解説しています。
さて、それぞれの合板の特徴を、製造工程の面からも見てましょう。
合板の製造方法と基本的な特徴
コンパネ、OSB合板、針葉樹合板、ラワンベニヤ、ランバーコア….
何の違いかさっぱり分からない方も多いかもしれませんね。合板の作り方にはいろいろな種類があり、それによって特徴が変わってきます。解説します

まずは「コンパネ、針葉樹合板、ラワンベニヤ」の製造方法から!
これらは原木の丸太をロール状に薄く長く削り出して作られた、幅の広い板材「単板」によって構成されています。単板の厚さは0.8mmから4.2mmなど、用途に合わせて作られます。
そもそも木材は薄ければ薄いほど、時間の経過や湿度等の環境要因で反ったり狂ったりしていきます。
そこで、単板を接着剤と圧力によってそれぞれの層の木繊維と直行方向に、何層にも重ね合わせ、単板の弱点である反りを解消したのが、基本的な「合板」の形状となります。
構造耐力に強い単板を使ったり、表面に耐水処理をしたり、用途により多種多様な加工が施されます。
選ぶ時の注意点があるとすれば、一般的な合板はサブロク形状と呼ばれる91㎝×182㎝が大半の基準寸法なのですが、コンパネに限っては90㎝×180㎝で小さい点です。
コンパネと呼ばれる製品は、コンクリート型枠に使われるために製造されているため、他の物より若干小さいのです。
耐水性があり丈夫で見た目もいいものが多い便利なコンパネですが、購入時は特に気を付けてください!!

次は「ランバーコア」の製造方法
そうして完成したラワンの薄合板に、更に芯材となるファルカタ材という樹種の木片を挟み込んだものが、ラワンランバーと呼ばれる厚手合板になります。
シナベニヤという化粧ベニヤにファルカタ木片を挟んだものをシナランバー、ポリ合板という塗装合板に挟んだものをポリランバーと呼ばれ、家具工作に多用されます。
家具で使用する場合は、18㎜~22㎜程度の物が使い勝手が良いでしょう。
流通寸法は91㎝×182㎝のものか122㎝×244㎝が多いです。お値段がかなり高い特徴があります。

最後に「OSB合板」の製造方法
OSB合板とは「オリエンテッド・ストランド・ボード」の略です。DIYでよく使われる人気の合板、みなさんも必ず見たことがあるはずです。
合板の製造方法はまず、原木の丸太を使用するところまでは他の合板と一緒です。
ここからが大きな違いになるのですが、これらの丸太を、一定の厚さ(通常0.6〜0.7mm)の削片に加工されます。
削片に接着剤を塗布した後、高温(110〜135℃)で圧縮して接着剤を硬化させます。このこれにより、強度と耐水性が向上します。
最後に、合板の表面を平滑に研磨し、所定の寸法に切断。これでOSB合板の完成です。
木片を圧縮して形成しているので、水には弱いですし、ねじれや狂いやすい特徴があります。表面も接着剤でコーティングされているので、そのままでは塗装ができません。
OSB合板も90㎝×180㎝の寸法で流通している製品が大半なので、一般のサブロク寸法のものより小さいです。購入時は注意してください。

ホームセンターに置いてOSBは安価でいい反面、臭気が意外ときついです。
内装に使った場合、6か月程度は臭いを我慢する必要があることを覚悟しましょう
(内装用のプロ用OSBもありますが、お値段が高いですよ)
おわりに
いかがでしたでしょうか。DIYには材料の判断が大事になってきます。一度覚えてしまえば応用が利く知識ですので、ぜひ覚えてDIY技術をワンランクアップさせてみてください。
仕上建材(クロスやタイルカーペットなどなど)は、プロでも普通にネットで買う時代になってきました↓
もはや仕入れ業者から買うより安いという(笑) 一度覗いてみてください↑
さて、木造学院では、短い動画を中心にしてDIYの技術解説を行っていますので、ぜひ一度ご覧ください
最後までお読みいただきありがとうございました。

ピロ先生(木造学院学長)

