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【石膏ボードビス】石膏ボード貼りでのビスのサイズ・種類・選び方

mokuzougakuin
※本ページはプロモーションが含まれています。

壁のDIYやセルフリノベーションで石膏ボードを張るとき、
石膏ボードビスはどれを選べばいいの?」と迷ったことはありませんか?

ホームセンターには多くのビスが並んでいますが、石膏ボードには専用のビスを使うこと大切!!
適切な石膏ボードビスを選ばないと、ボードがしっかり固定できなかったり、一番の問題は石膏ボード内部でのビスのサビ…施工後に浮きや割れが起こることもあります。

この記事では、不動産DIYやセルフリノベーションで失敗しない「石膏ボードビスの選び方」を分かりやすく解説します。

約20年の経験を持つ現役のプロ大工(1級建築大工技能士で建築士)の私ピロ先生が解説します。

これからDIYで石膏ボード施工をする方は、ぜひ参考にしてください。


1.石膏ボードはDIYの中では特殊な存在

・石膏ボードは柔らかくてカッターでも切ることが可能で加工が簡単、

・ボロボロになりやすい上に表面は紙素材なのに、実際には内装に多用される

・ビスや刃物などの金属をサビさせる特性を持つ

などの特性を持ち、DIYで扱う建材のなかでは極めて異色な存在です。

木などのから作られている丈夫な合板と違い、石膏ボードの施工後の強度は下地の仕上がりと、ビスでの固定に完全に依存します。

ですので以下の点は必ず押さえましょう。

  • 石膏ボード専用のビスを使う
  • ボード厚みに合った長さを選ぶ
  • 下地(木下地・軽量鉄骨)に合ったタイプを選ぶ

石膏ボードは石膏を紙で包んだ建材のため、普通の小さい頭のネジではボード表面が破れたり、固定が弱くなることがあります。

また、形が似ているからといって普通のコーススレッドを使うのは危険です(※理由は後述します)

そのため、石膏ボード施工では

・皿頭が沈みやすい形状 ・石膏ボードを傷めにくいネジ形状錆びにくい加工

になっている石膏ボードビスを使うのが基本です。

スリムコーススレッドやコンパネビスなどに採用されているフレキ頭などはNGです。


初心者の方、ビスの基本を知りたい方はこちらの記事↓

【まとめ】ホームセンターのビスの種類・特徴・選び方

2.ボード表面の紙が破れるとどういうことが起こるか

石膏ボード貼りでのビス打ちの基本は、ネジ頭が0.5~1㎜くらい沈んで、石膏ボードの紙が破れないまま巻き込まれている状態が一番ベストです。

初心者だと、インパクトドライバーが使い慣れていないので、ついつい深めにビスを刺してしまうことでしょう。

ぼくも見習いの頃、天井の石膏ボード貼りをしていた時に深くビスを刺していたせいで、石膏ボードからビスが突き抜けて頭に落ちてきた経験があります

(ケガはありませんでしたが、材料は粉々になってしまいました泣)

1.5㎜以上刺すことは避けましょう。もし深く刺さってしまったときは、打ち直すか隣にもう1本打ちましょう。


3.石膏ボードビスの基本性能と特徴

石膏ボードビスの主な特徴

石膏ボードビスは、石膏ボードを確実に固定するために設計された専用ビスです。

主な特徴は次の通りです。

①皿頭形状でボード表面を破らず沈みやすい

石膏ボードビスは、頭が皿形状になっているため、
ボード表面にきれいに沈み込みます。

これにより、パテ処理がしやすい、クロス仕上げがきれい、強度が出る などの利点があります。


②鋭い先端で施工しやすい

先端が鋭く加工されているため、石膏ボードと下地材へスムーズに食い込みます。

DIYでも比較的施工しやすく、作業効率が上がります。


③ネジ山が石膏ボード固定に適している

石膏ボードビスは、石膏ボードをしっかり引き付けるように
ネジ山の角度や形状が設計されています。

そのため、ボードの浮きや緩みが起こりにくく、
壁下地をしっかり固定できます。


製品規格とラインナップ

石膏ボードビスには、さまざまなサイズがあります。

主な規格は次の通りです。

長さの例

  • 25mm
  • 28mm
  • 32mm
  • 38mm

一般的な目安は次の通りです。

ボード厚おすすめビス
9.5mm石膏ボード(天井用等)28mm以上
12.5mm石膏ボード(壁用)32mm以上

ビスの長さは、石膏ボード貼りに限っては、

「ボード厚+下地へ20mm程度」入るものを選ぶと安心です。長い分には問題ありません(下地材を突き抜けない程度であれば。) 

 ※関連記事【ホームセンターのビスの種類・特徴・選び方】

また、石膏ボードビスには

  • 木下地用 ・・・コーススレッドに近い形状
  • 軽量鉄骨(LGS)用 ・・・タッピングビスに近い形状が多い

のタイプがあります。

DIYでは多くの場合、木下地用ビスを使うケースが多いです。

また、流通形状としてはロールになっているビス打ち機用の石膏ビスもありますが、DIYで持っている人は少ないので割愛します


おすすめのブランド

石膏ボードビスは、メーカーによってはリブ(フレキ)付きの物がまれにありますが、扱いが極めて難しいので選ばないようにしましょう。

僕はいつもこれを使います。石膏ボードビスは防さび加工された特殊ビスなのですが、間違ってコーススレッドが混じってそのまま使ってしまうと、コーススレッドのサビにより仕上に致命的な欠陥が起きます。

ですので多少の値段差があったとしても色付きものを選ぶようにしましょう↓

DIYであれば長さは32㎜のビスで天井の9㎜ボードも壁の12㎜ボードも併用してもOKです(天井は下地からの貫通には注意)

また、このビスなら軽天下地にも使用可能です。

豆知識:実は人工芝を壁に固定するときもおすすめ

この32㎜のビスは緑色なので、屋内装飾やインテリアとして人工芝を壁に貼り付けるときにもおすすめです(笑)

目立たない上に剥がすのも簡単です。

ただし注意点としては、他の長さのビスだと違う色なので、32㎜のものを使う事!

4.バラのボードビスを打ち込む専用の機械もある

石膏ボード数枚ならインパクトで十分ですが、大量にビスを打つ必要がある方はスクリュードライバーがおすすめです。

僕は細かい修繕仕事が多いため、いつもバラの石膏ボードビスとスクリュードライバーで現場を完遂します。

5.代用品として使っていいのはステンレス製のネジ・釘のみ!

ちょっと細い箇所の石膏ボードを貼るとき、割れそうだからと言ってその辺に余ってるコーススレッドや鉄製の釘など、絶対に使ってはいけません。どんなに頭の細い釘だとしても。

僕も昔、何気なしに使ったら3週間ほど後に釘頭部分がぷっくり膨らんで壁紙クロスがそこだけ目立つようになってしまいました。

このような失敗をあなたもしないためにも、ちょっとした部分の石膏ボードビスの代用品としては、ステンレス製のビスやステンレス製の釘にするのが間違いない選択です。


まとめ

石膏ボード施工では、適切な石膏ボードビスの選び方を知ることが重要です。

ポイントをまとめると次の通りです。

  • 石膏ボードには専用の石膏ボードビスを使う
  • ビスの長さはボード厚+下地に十分届くサイズ
  • 下地の種類(木下地・軽量鉄骨)に合ったビスを選ぶ

石膏ボード貼りはビス1本の選び方が施工品質や仕上がりに大きく影響します。この工事は本当にシビアにビスを選ぶべきと断言できます。

正しい石膏ボードビスを選んで、安全で確実なDIY施工を進めていきましょう。

石膏ボードの次は合板の知識を身につけましょう↓

【まとめ】ホームセンターの合板の種類・特徴・選び方
ABOUT ME
ピロ先生 (鹿内浩樹)
ピロ先生 (鹿内浩樹)
1級建築大工技能士・建築士・職業訓練指導員
 山形県鶴岡市発のDIY講師 大工のピロ先生と申します。プロの現役大工・家具職人。所持資格は1級建築大工技能士・建築士・職業訓練指導員。  木造学院では、この道約20年近くの経験をもとにし、コンテンツをお届けします。  DIY工事をサポートするツールとして、皆様の建築DIYへの挑戦をサポートして参ります。
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